【ズボラさんにオススメ】if-thenプランニングで自然と毎日掃除ができる!

「掃除しなくちゃなぁ」と思いながらも、他にもやることがいっぱいあるとついつい先延ばししてしまいがち。

また、そもそも掃除が面倒くさいという方もいるでしょう。

毎日5分、ちょこちょこと掃除をするだけで汚れがたまらずキレイな状態を保てます!と言われても、その5分の掃除が面倒くさい・・・。

そんな自称・他称ズボラさんにぜひやってみていただきたい習慣づけの方法をご紹介いたします。

掃除のためにまとまった時間が作れないという忙しい人にもおススメですので、ズボラさん・多忙さんはぜひ取り入れてみてください。

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1. 日々の行動にくっつけて習慣化 if-thenプランニング

1-1. 『if-thenプランニング』とは

『if-thenプランニング』は、コロンビア大学モチベーション・サイエンス・センター副所長のハイディ・グラント・ハルバーソン氏が提唱する目標達成のためのテクニックです。

目標達成や習慣づけに効果の高いテクニックである、と著書の中で紹介しています。

 

『if-thenプランニング』のやり方

『if-thenプランニング』のやり方は、

「if」~したら

「then」~する

と、ルールを決めておく、というものです。

 

たとえば、

  • 朝起きたら、ストレッチをする
  • 仕事用PCの電源を入れたら、スマホの通知をオフにする
  • お菓子を食べたら、スクワットを10回やる
  • ゲームを始めたら、タイマー30分をセットする
  • タイマーがなったら、ゲームをやめる

などと、普段自分がやっている行動を起こした時に必ずやるアクションを事前に決めておくのです。

  • 月曜日と水曜日になったら、ジムにいって運動する

といった、日付や曜日のタイミングに結び付けるのもいいですね。

 

1-2. プランニングの際の注意点

『if-thenプランニング』は目標達成や習慣づけを目的としておこなうものですので、「if」のところに滅多に起こりそうもないこと(例:「宝くじが当たったら」、もっと広い家に引っ越したら等)を入れるのは不適当です。

普段の自分の行動に結びつけてプランニングしましょう。

 

 

2. 『if-thenプランニング』を掃除に応用してみよう

2-1. 普段の行動と掃除をむすびつけよう

それでは、『if-thenプランニング』を使って日々のお掃除を習慣化するプランニングを立ててみましょう。

ポイントは、毎日やっている行動を「if」に設定することです。

その行動から実行しやすい掃除を「then」に設定してみましょう。

  • 歯を磨いたら、洗面所と鏡を拭く
  • お風呂に入ったら、どこか1か所を掃除する
  • 料理をしたら、コンロを拭く
  • 帰宅したら、玄関に出しっぱなしの靴をしまう
  • テレビを見たら、テレビボードの周りのほこりを拭く
  • トイレに入ったら、便座と床を拭く
  • 食器を洗ったら、シンクを洗う
  • 冷蔵庫を開け閉めしたら、扉を拭く

どれも5分、ものによっては3分ほどで終わりますね。

これならちょっとした時間で、普段の行動とセットにして実行できると思います。

 

3. 『if-thenプランニング』でこまめな掃除を実行するために大切なこと

「●●したら、■■する」と掃除のプランニングを決めたら、さっそく実行していきましょう。

プランニングをしっかりと実行するために、大切な前準備があります。

3-1. 使う道具をすぐそばにおいておく

歯を磨き始めたところで、「よし、鏡を拭くぞ」とif-thenプランニングを実行しようとしても、鏡を拭く布が近くになければ、布を取りに行って、洗面所に戻って、拭いて・・・と途中のアクションが多くなり、面倒くさくなって続かなくなってしまいます。

洗面所やキッチンまわりのすぐ取り出せる場所に、布巾や古タオルを用意しておきましょう。

着古したTシャツやインナー、穴のあいた靴下をウエス(使い捨て雑巾)として用意しておくのもおすすめです。

ウエスの作り方については下記サイトに詳しく載っています。

便利な時短掃除グッズ 「ウエス(使い捨て雑巾)」の作り方 【プロの掃除術】

 

3-2. 家じゅうを掃除できるマルチクリーナーを用意する

掃除用の布巾やウエスをすぐに手に取れる場所に置いておくのと同様に、そこで使う洗剤もすぐ取り出せる場所に置いておく必要があります。

ドラッグストアにいくと、お風呂用洗剤、台所の油汚れ洗剤、トイレ用洗剤・・・とさまざまな種類の洗剤があります。
これらすべてを用途に応じて用意するのもいいのですが、なくなるたびにそれぞれ買いにいかねばなりません。

ひとり暮らしのコンパクトなお部屋であれば、1つで家じゅうを掃除できるマルチクリーナーがあれば十分です。

家じゅうのいろいろな汚れに対応し、なおかつエコな洗浄剤がセスキ炭酸ソーダです。

セスキ炭酸ソーダは、油汚れや皮脂よごれを落とすのが得意なので、キッチンの油汚れやスイッチ・壁紙の皮脂汚れ、お風呂場の垢汚れやトイレの便座の皮脂汚れをきれいに落とすことができます。

使い方は、セスキ炭酸ソーダを水に溶かした水溶液を100円ショップなどで売っているスプレーボトルに入れておきます。これを汚れにふきかけ、雑巾で拭きとるだけ。

スイッチやドアノブ、壁紙の汚れは、雑巾にセスキ炭酸ソーダ水溶液をスプレーしてさっと拭きます。

セスキ炭酸ソーダを使った掃除方法は下記サイトに詳しく載っています。

セスキ炭酸ソーダの使い方|油汚れ・カビ掃除や消臭に/重曹との違い

ちなみに、セスキ炭酸ソーダも100円ショップで手に入ります。

セスキ炭酸ソーダ水溶液の入ったスプレーを、洗面所・お風呂場・キッチン・玄関にウエスや雑巾と一緒においておけば、『if-thenプログラム』をすぐに実行することができます。

 

『if-thenプランニング』とちょっとした工夫で掃除を習慣に

掃除が面倒くさい、と感じてしまうのは、掃除のために改めてまとまった時間を作ったり、そのために道具を用意したり取りに行ったりする手間が発生してしまうことが一因です。

目標達成の効果的な手法『if-thenプランニング』を設定することと、道具の置き場をちょっと工夫することで、毎日掃除することができます。毎日の行動が積み重なることで習慣がつき、汚れをためないサイクルが出来上がります。

カンタンで効果絶大の『if-thenプランニング』を取り入れた掃除習慣をぜひ取り入れてみてください。